NAGIEジャーナルVol.3
更科有哉さん
自分自身を整え、一歩踏み出す勇気を持ってほしい
No.3 更科有哉さん
アシュタンガヨガインストラクター
NAGIEを応援するアンバサダーのみなさんに、自身の“サステナブルライフ”について伺うインタビューシリーズ。第3回目は、日本におけるアシュタンガヨガの第一人者のひとりとして活躍する、更科有哉さんの“サステナブルライフ”に迫ります。
心に凪が生まれるヨガとサーフィン
更科さんの研ぎ澄まされた肉体から繰り出されるアーサナ(ヨガのポーズ)は、まるで彫刻のように見る者を引きつけます。いったいヨガとは私たちにどんなことをもたらしてくれるのでしょうか? それはまさに、NAGIEが大切にしている心の余白を生むものでした。
「ヨガは、過去も先を考えずに呼吸に集中することで、“いま”にフォーカスすることができるのが醍醐味です。心が乱れていると視野が狭くなりますが、ヨガをやることで心身ともに整うので、全体が見えるようになって心が大きくなる。そして自分を客観視できるようになります」
更科さんはヨガを伝える際に、すべてを与えたり押し付けたりすることはせず、考えることを促すアドバイスを心がけていると言います。そしてもうひとつ、更科さんの心に余白を与えてくれるのがサーフィンです。
「サーフィンは、板の上に座って次の波を待っている時間が好き。もちろん波に乗っている時が楽しいけれど、僕はただ水平線を眺めているシンプルな時間も好きなんです。心も凪になります」
Just do it! 怖がらずに一歩踏み出す勇気を持つ
日々たくさんの生徒と向き合っている更科さんは、「物事に対して積極的であることが自分のストロングポイント。みなさんももっと怖がらずに一歩踏み出す勇気をもってほしいです。失敗しても構わない。失敗は次への教訓です。恐怖心は自分がつくっているものなので、それを取っ払えば明るい未来があります。自分で道を閉ざしてしまうのはもったいない。Just do it!」とメッセージを送ります。
常にチャレンジする人に心を動かされるという更科さん。今回NAGIEのアンバサダーに就任したのも、NAGIEのチャレンジングな姿勢に共感してくれたからでした。
まずは自分ができることからと、マイボトルやマイ箸を持ち歩いている更科さんは、日本全国を旅しながら各地でアシュタンガヨガを伝えています。そして、旅の先々で表情を変える自然に触れることで、地球環境に対する意識を深めているのです。
「きれいな海に入ると魚が見えます。でもきれいな海は人がいません。人の楽しみでやっていることで他の生物に迷惑をかけられない。人がいても水質を汚さないようにできるはずです。だからこそ自分ができることを実行していきたい。子どもたちに恥ずかしくない姿勢を見せたいと思っています」
心身ともにすこやかでありたい私たちを、ヨガを通して先導する更科さんですが、地球環境に対しては「自分も変わらなければならない」と、新たなスタート地点に立っています。NAGIEは、そんなフットワーク軽く明るい未来を切り拓く、更科さんの活動に寄り添います。